海王ダンテ(3) 外国が舞台の歴史漫画でおもしろかった漫画
すごい時代考証です
時代背景は1763年の
7年戦争
(プロイセンと、オーストリア・ロシア・フランス・スウェーデン・スペイン(1762年参戦)
及びドイツ諸侯との間の戦い)が終結した頃のお話
ダンテはイギリス人に引き取られたので、国籍はイギリスです
でもって、現在イギリス海軍で、幹部候補生として船に乗って学んでます
海王ダンテ(1) [ 皆川亮二 ]
海王ダンテ 2 [ 皆川 亮二 ]
海王ダンテ 3 (ゲッサン少年サンデーコミックス) [ 皆川 亮二 ]
海王ダンテ(3) あらすじ
一路、新大陸へ!!
ダンテたちへの新たな指令。
それは英国の“植民地”、アメリカへの旅路…!!
突如出現する新手の海賊。その正体はやはり…!?
広大な荒野を舞台に激化する大胆不敵な冒険活劇、第3巻!!
海王ダンテ(3) ネタバレ
ダンテ(ネルソン)エレメント(要素)の本の持ち主
ナポリオ(ナポレオン)ビルド(構成)の本の持ち主
ジョゼ・ライフ(生命)の本の持ち主
パトリック・ダンテの盟友、武器の達人
ダミアン・ダンテの盟友で、医療知識と地図把握の達人
すごいよね
「超文明」「召喚術」「海賊」「大航海時代」「 世界征服」。
って感じを全部ぶっこんで進んでます
でもって、18世紀の列国の事情も織り込んでますから、すごい展開
1巻は北極で、ある魔導器を巡り、2人の少年がそれぞれの持つ魔導器で、
英仏軍を巻き込んで闘います。
でもって、この少年たちの名前がミソ
ワーテルローの戦いで、イギリスとフランスに分かれて戦うことになる、
ナポレオンとネルソン達なんですね〜。
さて2巻
インドに嫁いだ娘・フランシス嬢を、
インド富豪の夫・マーラの死の前にイギリスに連れ帰る、という任務が。
夫が死ぬと、殉教で奥さん、殺されちゃうんですよね
遺産絡みでしたが、いろいろあって、でもがんばって帰国できました・
ってことで3巻へ
この時代は
アメリカがフランスとイギリスの植民地争いの現場となった頃で
結果的にイギリスが勝ちますが
戦争ってお金がかかるから
イギリスとしては、アメリカを守ってやった(フランスからね)
税金払えや、って感じで
アメリカは、嫌だ
ってことで、イギリスからのお茶を海にぶちまけたのが、ボストン茶会事件
で、こっから独立戦争へと流れていきますが
イギリス軍としては、現在は自分の配下であるアメリカに
事件の後始末をすべく、軍を派遣し
その軍船のひとつに、ダンテと仲間が乗船してます
さらに、イングランドの前首相の息子・ウィリアムが、見聞を広げるために乗っていました
ですが
ダンテたちの船が、黒人奴隷から自由人になったカリスマ・オルカに乗っ取られます
オルカは軍船が欲しかったんで
ダンテたちを陸におろしますが
そこにインディアンがやってきて乱闘に
ダンテは魔力をつかって、その代わりに骨折
ただ、いろいろあって
オルカはイギリス軍を解放するし、インディアンも治療するしって
そんな中で
ウィリアムが騙されて売られて
イギリス軍としては、元首相の息子を生きて取り戻さないと
軍にもイギリスにも帰国できないから必死に探します
ウィリアムを守ったのは、解放奴隷となった老人の黒人で
かれはウィリアムを守るために鞭打たれ、死んでしまいますが
彼のまごころがウィリアムを回心させ、大人になって彼は
老人の死に涙して、よき政治家への道をめざすわけです
解放奴隷の証明書があっても、誘拐されて転売された、って史実があって
いろんなことが1冊に入っていて
とっても勉強にもなる本です
次巻も読みます
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